プログラミングは、現代のデジタル社会において、ますます需要が高まっているスキルの1つです。そんなプログラミングについて「独学で習得したいけれど、何から始めれば良いのかわからない」「おすすめの言語を知りたい」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、初心者がプログラミングを独学で始めるためのステップと、おすすめの言語などを紹介します。
また、プログラミングを独学で習得するまでの時間やモチベーション維持のコツもあわせて紹介します。
この記事を読めば、プログラミングの独学の進め方について理解できるので、「将来エンジニアとして活躍したい」「アプリやWEBサイトを作りたい」方は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスエンジニア
菊地拓也
1995年生まれ、埼玉県出身。
株式会社サイバーエージェントにて、スマホゲームアプリ『青鬼』の開発プロジェクトに従事。企画立案から実装までを主導。「Apple Storeアプリ人気ランキング1位」を獲得する。
その後、飲食業界向け予約管理システム、最新のPhantom.js・Casper.jsを活用した高度なスクレイピングシステム、大規模EC/D2Cサイト構築システムなど、多岐にわたる分野で活躍。技術力と企画力を活かし、チームリーダーとしてプロジェクトを成功に導く。
初心者がプログラミングを独学で習得するためには何から始める?
初心者がプログラミングを独学で習得する際は、以下の流れで準備と学習を進めていくのがおすすめです。
- 何のためにプログラミングを習得するのか明確にする
- 習得するプログラミング言語を決める
- 独学するための準備をする
- 独学の教材を用意する
- 文法や構文を覚える
- 複数のWebサイトのコードを模写する
- 成果物を作る
それぞれ詳しく解説します。
何のためにプログラミングを習得するのか明確にする
プログラミング学習において、最初に「なぜプログラミングを学びたいのか」目的を明確にしておくことが重要です。転職やキャリアアップを目指す場合には、IT業界で需要が高い言語を選ぶと、実務に直結したスキルを身につけやすくなります。
また、趣味や副業でウェブサイトを作成したい場合には、基礎をしっかりと身につけるのがおすすめです。
目標を具体的に設定することで、必要なスキルや言語が明確になり、学習の方向性が定まります。効率的に学習を進められるだけでなく、成果物を作るまでの道筋も見えてくるでしょう。
習得するプログラミング言語を決める
目的が明確になったら、プログラミング言語を決めていきます。自分の目標にあわせて、言語を選ぶことが重要です。最適なプログラミング言語は、目的によって異なるため、以下を参考に検討してみてください。
WEBサイトやアプリの開発 | HTML・CSS・JavaScript・Swift・Kotlin |
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WEB構築 | JavaScript・PHP |
AI・ロボット関連 | Python |
業務効率化のツール制作 | Python・GAS・C# |
独学の目的が転職やキャリアアップの場合は、業界で需要の高いPythonやJavaScriptなどがおすすめです。PythonやJavaScriptは初心者向けの教材が豊富で、実務でも役立つスキルを身に付けやすい点が魅力です。
HTMLやCSSなどのマークアップ言語は、学習成果が目に見えやすいため、初心者でも挫折しにくいです。
独学するための準備をする
プログラミングを独学で習得するためには、学習環境を整えることが重要です。適切なスペックのパソコンや安定したインターネット環境・開発ツールを準備することで、学習の効率を大幅に向上させられます。
ここからは、具体的なスペックや推奨されるインターネット環境・開発ツールについて詳しく解説します。
開発のスペックを満たすパソコンを用意する
プログラミング学習では、パソコンのスペックが学習効率に影響を与えます。そのため、以下のスペックを満たすパソコンを準備するのがおすすめです。
Windows | CPU:Intel Core i5以上 メモリ:8GB以上 ストレージ:SSD搭載かつ256GB以上 |
---|---|
Mac | CPU:M1以上 メモリ:16GB以上 ストレージ:256GB以上 |
上記のスペックを満たすパソコンであれば、複数のタスクを同時にこなしても、問題なく作動するでしょう。
ただし、学ぶ言語やツールに応じて、最適なパソコンのスペックが異なる場合もあります。PythonやHTMLなどの軽量なプログラムであれば標準的なノートパソコンでも十分な可能性がありますが、ゲーム開発やデータ解析には高性能なPCが必要です。
自分の目標に合ったスペックを選び、スムーズな学習を実現しましょう。
インターネットの環境を整備する
プログラミング学習では、インターネット環境も重要な役割を果たします。独学ではオンライン教材の利用や開発ツールのインストール、エラー解決のための調査など、インターネットを活用する場面が非常に多いため、安定したWi-Fi環境が不可欠です。
Wi-Fiの速度が遅い場合、作業が中断される恐れがあり、モチベーションが下がる要因にもなり得ることから、高速で安定した回線を整備することが重要です。
さらに、自宅のインターネット環境を整えるだけでなく、モバイル通信の環境を整備しておけば、外出先でも学習を進められます。カフェやコワーキングスペースでも効率的に作業ができるようになるため、学びのチャンスが広がるでしょう。
開発するための環境を整える
プログラミング学習を始める際には、開発環境の構築も必要です。Pythonを学ぶ場合は公式サイトからプログラミング言語をインストールし、エディタとして「Visual Studio Code」や「PyCharm」をセットアップするのが一般的です。これらのツールは無料で利用でき、初心者でも扱いやすいインターフェースを備えています。
ウェブ開発では、HTMLやCSS、JavaScriptを編集するためのテキストエディタとブラウザが必要です。テキストエディタとしては、Sublime TextやVS Codeが人気で、プラグインを追加することで学習効率をさらに高められます。
また、開発環境の構築は初心者には難しく感じることがありますが、公式サイトのチュートリアルや動画教材を参考にするとスムーズに進められます。
独学の教材を用意する
プログラミングを独学で進めるためには、質の高い教材を選ぶことが重要です。教材としては書籍のほか、Webサイト・動画教材などが挙げられます。
自分に合う教材を見つけることで、学習効率を高められるでしょう。
参考書・本
プログラミングの基礎を学ぶには、初心者向けの参考書を選ぶのがおすすめです。文法や構文がわかりやすく説明されている書籍を選ぶことで、基礎的な理解を深められます。
また、書籍は手元に置いておくと、必要なときに参照できるため、独学でプログラミングを習得する方にとって心強いツールとなります。学習が進んだら、基礎から応用へとステップアップしていくと、さらに知識を身につけられるでしょう。
Webサイト・アプリ
近年、オンラインの学習サイトやアプリも充実してきています。「Progate」や「ドットインストール」は、初心者向けに設計されており、画面を見ながら実際に手を動かして学べる仕組みになっています。
Webサイトやアプリを活用すれば、実際にコードを書きながら学べるため、理解が深まります。進捗が可視化される機能もあり、モチベーションを維持しやすいのも魅力です。
動画
動画教材は視覚的に学べるため、初心者にとって特に有効な学習手段です。YouTubeには多くの無料教材があり、具体的なコード例や実践的なテクニックが紹介されています。
また、有料プラットフォームである「Udemy」では、特定の言語や分野に特化したコースを受講できるため、効率的にスキルを習得できます。講師が直接コードを書きながら解説する形式が多く、実践的なスキルが身につきやすい点が魅力です。
動画教材は、画面を見ながら学べるため、手を動かしながら知識を身につけられます。中でも、YouTubeにはたくさんの動画がアップされており、具体的なコード例や実践的なテクニックを楽しく学べるのが魅力です。
有料プラットフォームの「Udemy」では、さらに深い知識を得られます。特定の言語や分野に絞ったコースが用意されており、自分のゴールに合わせて学習できます。動画内で講師が実際にコードを書きながら解説してくれるため、実践的なスキルをしっかりと身につけられるでしょう。
文法や構文を覚える
教材が決まったら、プログラミングの基礎である文法や構文を覚えていきます。文法や構文は初心者にとって難しく感じられますが、実際にコードを書いて試すことで効率よく理解できます。
エラーが出ても学びのチャンスと捉え、原因を探って解決することで、さらにスキルが身につけられるでしょう。if文やfor文などの基本的な構文を試しながら学ぶと、自然に応用力が身についていきます。
本やオンライン教材を活用して、簡単なプログラムから徐々に挑戦してみるのがおすすめです。
複数のWebサイトのコードを模写する
プログラミングを効率よく学ぶ方法の1つに「模写」があります。既存のWebサイトやアプリのコードを写して書くことで、コードの構造や使い方が理解しやすくなります。
最初は簡単なフォームや計算アプリなどの模写から始め、徐々に複雑なものに挑戦するのがおすすめです。模写を通じて「どうしてこのように書くのか」と考えることで、実践的なスキルを身につけられます。
成果物を作る
文法や構文・コードなどを学んだら、知識を活かして成果物を作ってみてください。アプリ開発であれば、ポートフォリオサイトや簡単な家計簿アプリを作成することで、学んだ内容を定着させられます。
成果物はスキルの可視化にも役立ち、転職や副業の際のアピールポイントにもなるため、積極的に作っていくと良いでしょう。
プログラミングを独学におすすめの言語
プログラミングを独学で習得する際の、おすすめの言語は以下の5つです。
- Python
- Ruby
- JavaScript
- HTML・CSS
- PHP
学びたい分野や目的に応じて適切な言語を選ぶことで、効率的にスキルを習得できます。ここからは、初心者におすすめのプログラミング言語について詳しく解説します。各言語の特徴や用途を理解し、自分に合った言語を見つけましょう。
Python
Pythonの文法は英語に近い構造のため、初めての方でも理解しやすいのが特徴です。データ分析やAI・機械学習、Webアプリ開発など、多彩な分野で活用されているため、活躍の場を広げられます。
Pythonは数行のコードでデータを整理したり、グラフを描画することができます。また、NumPyやPandasといったライブラリを活用することで、実践的なプロジェクトに取り組めるでしょう。
さらに、ProgateやUdemyなどの学習プラットフォームを活用すれば、基礎から応用までのスキルを身につけることができます。Pythonを学ぶ場合は、簡単なスクリプトを作成し、小さな成功体験を積むことから始めましょう。
Ruby
Rubyは初心者にやさしい言語設計で、Webアプリケーション開発に適している言語です。日本人が開発した言語で、日本語の教材やリソースが豊富に揃っています。
Rubyの魅力は、文法が直感しやすい点にあります。初心者でもコードを簡単に書き進められ、作る楽しさを感じられるでしょう。「Ruby on Rails」というフレームワークを使うことで、効率的にWebアプリを作れるため、成果物を短期間で完成させられます。
ブログやToDoリストアプリの作成など、実用的なプロジェクトから学び始めることで、スキルを実践的に磨けます。
JavaScript
JavaScriptは、Web開発に欠かせない言語で、HTMLやCSSと組み合わせて使うことで、動きのあるインタラクティブなWebページを作れます。ボタンをクリックした際に色を変えたり、リアルタイムでデータを表示したりと、視覚的に成果を確認できるのが魅力です。
JavaScriptはフロントエンドだけでなく、Node.jsを使ったバックエンド開発やReact Nativeを用いたモバイルアプリ開発にも応用できます。学習は、基本文法から始めて、DOM操作(Webページの構造をプログラムで操作し、内容を変更したり、動きを追加したりする技術)を学び、簡単なアニメーションやフォーム機能を作るところから始めると良いでしょう。
実践を積みながら、ReactやVue.jsといったフレームワークに挑戦することで、さらに高度なスキルを身につけられます。
PHP
PHPは動きのあるWebサイトを作るためのバックエンド言語です。フォーム送信やユーザー認証、データベース操作といった機能を比較的簡単に実装できるため、初心者にも扱いやすい言語となっています。
WordPressなどのCMSもPHPで構築されており、Webサイトの運営に興味がある方にとって理想的な選択肢といえるでしょう。学びやすい文法と豊富な学習リソースが揃っており、初めてのバックエンドプログラミングに最適です。
PHPを習得する場合は、フォームからデータを送信し、アプリを作成することから始めるのがおすすめです。PHPを使ったプロジェクトを進める中で、動きのあるWebサイトの構造や機能を理解できます。
HTML・CSS
HTMLとCSSは、Web制作の基礎として欠かせない技術です。HTMLはWebページの構造を定義し、CSSはそのデザインやレイアウトを整えます。これらはプログラミング言語とは異なりますが、初心者でも視覚的な成果をすぐに確認できるため、達成感を得やすい点が特徴です。
HTMLで見出しや段落を作り、CSSで文字の色や背景を設定するだけで、オリジナルのWebページを作れます。学習の初期段階では、静的なサイトを作るところから始めるのがおすすめです。
その後、JavaScriptを学び、動きのあるページに発展させていくと、Web制作の幅が広がります。HTMLとCSSは、Webデザインを学びたい方にとって、必須のスキルといえるでしょう。
プログラミングの独学で習得するまでの時間
プログラミングを独学で習得するまでの時間は、目指すレベルや取り組む内容によって異なります。短期間で基本的な文法を理解することは可能ですが、実際にアプリやWebサイトを作れるようになるには時間が必要です。
ここからは、以下の3つの期間ごとの習得までの時間を解説します。
基本的な文法の理解まで
基本的な文法の理解は、1ヶ月〜2ヶ月程度の学習時間が目安となります。PythonやJavaScriptのような初心者向けの言語を選ぶと、短期間で基本構文や文法を習得しやすい傾向にあります。
変数や条件分岐・ループ構文などを学ぶことで、簡単なプログラムを作れるようになるでしょう。Progateやドットインストールなどのオンラインプラットフォームを活用すると、学習の進捗が視覚的に確認でき、モチベーションを維持できます。
また、実際に手を動かしてコードを書き、エラーを解決する体験を重ねることで、単なる知識ではなく実践的なスキルとして定着します。
文法の理解〜Webサイトやアプリの作成まで
文法を理解した後、Webサイトやアプリを作成するスキルを身につけるまでには、2ヶ月〜6ヶ月程度の時間が必要です。この段階ではHTMLやCSS・JavaScript・PHP・Pythonなどの言語を組み合わせて学ぶことが一般的です。
実際に成果物を作ることで、学んだ知識をアウトプットできます。シンプルなブログサイトやToDoリストアプリを作成すると、バックエンドとフロントエンドの連携を学べます。
また、ReactやRuby on Railsなどのフレームワークを使用することで、より効率的に開発を進められるようになるでしょう。
エンジニアに匹敵する知識や技術力が身につくまで
プロのエンジニアに匹敵するレベルのスキルを習得するには、基礎的な知識に加えて、アルゴリズムやデータ構造・セキュリティ・データベース設計などの深い理解が必要です。プロのエンジニアに匹敵するレベルになるまでは、最低でも1年以上の学習と実践が必要といわれています。
Webサイトやアプリの作成ができるようになったら、複雑なプロジェクトに挑戦することで、実務に近い経験を積むことが可能です。実践的なスキルを磨くには、個人プロジェクトだけでなく、チーム開発も経験しておくことをおすすめします。
GitHubを使ったバージョン管理や、クラウドプラットフォームを利用したデプロイなど、現場で使われている技術に触れることも大切です。スキルを身につけながらポートフォリオを作成し、転職活動やフリーランスとしての活動に活かす準備を進めると良いでしょう。
プログラミングを独学で習得するメリット
独学でプログラミングを習得するメリットは、以下のとおりです。
- 経済的な負担を軽減できる
- 自分のペースで進められる
- エラーを解決するスキルが身に付く
- 目標を達成する力が身に付く
ここからは、独学のメリットを詳しく解説します。
経済的な負担を軽減できる
独学は専門学校やプログラミングスクールに通う場合に比べて、学習費用を大幅に抑えられます。多くのオンライン教材が無料で利用でき、ProgateやYouTubeの動画解説、GitHubのオープンソースプロジェクトなどを低コストで利用できます。
さらに、自分で選んだ教材に投資することで、費用を抑えつつ最大限の成果を得ることが可能です。学生や転職する予定がある方など、予算が限られている場合でもプログラミングの学習を始められます。
自分のペースで進められる
独学のメリットは、学習ペースを完全に自分で管理できる点です。フルタイムで働いている人や子育て中の方でも、スキマ時間を活用して学習を進めることが可能です。
学びたい分野や興味のあるプロジェクトを集中的に学べるため、モチベーションを高く保ちながら進められます。独学は進捗が見えやすく、成果物を通じて達成感を得られる点も、自分のペースで学ぶメリットの1つです。
エラーを解決するスキルが身に付く
独学では、自力でエラーを解決する力を身につけることが可能です。プログラムを動かしてエラーに直面したとき、原因を調べて解決するプロセスを繰り返すことで、問題解決能力が鍛えられます。
問題解決能力は、プログラミングだけでなく、他の分野でも応用できる貴重な能力です。エラーを解決するたびに知識が増えていくでしょう
目標を達成する力が身に付く
独学では目標を設定し、達成するためのプロセスを自分で計画・実行して学習を進めていきます。
独学の経験を通じて、自己管理能力や粘り強さが養われるでしょう。独学で得た目標達成力は、プログラミング以外の分野でも活かせる貴重なスキルとなります。
プログラミングを独学で習得するデメリット
プログラミングを独学で習得するのは自由度が高い反面、いくつかのデメリットも存在します。モチベーション維持や質問できる相手の不在など、独学特有の課題に直面する可能性があります。
ここからは、プログラミングを独学で習得するデメリットを詳しく解説します。
モチベーションを維持し続けなければならない
独学では、途中で挫折しないようモチベーションを維持することが大きな課題となります。理解が進まず行き詰まったときや、成果がなかなか見えないときには、学ぶ意欲を保つのが難しくなることがあります。
独学で進めるためには学習計画を立て、進捗を確認しながら小さな成功体験を積むことが重要です。定期的に目標を見直し、自分が何のために学んでいるのかを再確認することで、モチベーションを保ちやすくなります。
習得までに時間がかかる
独学では、知識を習得するために数ヶ月もの時間がかかります。また、プログラミング初心者の場合は、教材選びや学習の順序に迷い、効率的にスキルを習得できなくなる可能性があります。
結果的に、モチベーションの低下や、学習を続けるのが負担に感じる場合もあるでしょう。習得にかかる時間を短縮するためには、信頼できる教材や学習プラットフォームを活用することが重要です。
また、最初から完璧を目指すのではなく、小さな目標を設定し、一歩ずつ進めることで、挫折するリスクを減らせます。
質問や相談ができる相手がいない
独学ではわからないことが出てきた際に、すぐに質問できる相手がおらず、相談役もいません。プログラムのエラーや構文のミスが続くと、解決に時間がかかり、学習のペースが停滞することがあります。
エラーや不明点の解決に時間がかかる方は、プログラミングスクールやオンラインのQ&Aサイト、プログラミングコミュニティを活用するのがおすすめです。
プログラミングスクールの「プログラマカレッジ」では、元エンジニアの講師がオンライン学習をサポートします。チャットで質問したりQ&A掲示板をチェックしたりすることが可能なため、効率的に学習を進められます。
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プログラミングを独学で習得する際のモチベーション維持のコツ
独学でプログラミングを学ぶ際には、モチベーションを保つための工夫が重要です。ここからは、プログラミングを独学で習得するための、モチベーションの維持方法を紹介します。
写経やタイピングをしながら勉強する
コードを実際に書き写す「写経」は、初心者にとって効果的な学習方法です。手を動かしながらコードを書くことで、文法や構文を覚えられるようになります。また、タイピングを重ねることで、プログラミング特有の記号や書式も覚えられるでしょう。
丸暗記は避ける
プログラミングでは、コードを丸暗記するのではなく、基本的な構造や考え方を理解することが重要です。丸暗記は一見効率的に見えますが、応用が利かず、エラーが出た際に対応できなくなる可能性があります。
基本文法を理解し、応用できる力を養うことを目指しましょう。
いきなり難易度を高くしない
学び始めたばかりの段階で、複雑なアプリや高度なフレームワークに取り組むと、理解が追いつかず挫折する原因となり得ます。
そのため、簡単なプログラムやツールを作ることから始めてみてください。計算アプリやToDoリストなど、小さな成功体験を積むことで自信がつき、徐々に難しい課題に挑戦できるようになります。
わからないところはそのままにしない
不明な点を放置すると、後々の学習に影響を与える可能性があるため、わからない内容はその場で解決する癖をつけるのがおすすめです。
教材を参照するほか、インターネットで調べる・Q&Aサイトを活用するなどして、不明点を1つずつ解決していくようにしましょう。
わからないことはQ&Aのサイトを活用する
独学の壁を乗り越えるには、オンラインのQ&Aサイトが役立ちます。「Stack Overflow」や「teratail」などでは、他のエンジニアの解決策を見られるうえ、質問を投稿して直接アドバイスを受けることも可能です。
Q&Aサイトを活用することで、効率的に学習を進められるでしょう。また、他人の質問や回答を見るだけでも、新たな学びや気づきが得られる可能性が高くなります。
学んでいる内容や目標を見直す
独学を進める際は、定期的に学習内容や目標を見直すことが重要です。「なぜプログラミングを学ぶのか」「どんな成果物を作りたいのか」を再確認することで、学び続ける意欲を取り戻せます。
また、目標を細分化して達成しやすい形にすることも効果的です。短期的な目標を設定することで、達成感を味わいながら学習を進められます。
勉強会などに参加する
勉強会やオンラインコミュニティに参加することで、学びのモチベーションを高めることが可能です。同じ志を持つ方と交流でき、わからないことを共有したり、新しい学びを得たりできます。
競技プログラミングに挑戦する
競技プログラミングとは、出題された課題をプログラムで解決する競技形式の取り組みです。
ゲーム感覚で楽しめるため、初心者でも飽きずに続けられるのが魅力です。課題を解決する過程で、論理的に考える力や問題解決のスキルが自然と身につきます。
おすすめは「paizaラーニング」というサービスで、簡単な問題から挑戦できるため、初心者でも安心です。競技プログラミングを取り入れることで、楽しくステップアップしていきましょう。
プログラミングを独学で習得して稼ぐためには?
プログラミングを独学で習得した後、スキルを活かして収入を得るには、ポートフォリオを作成し、自分のスキルをアピールすることから始めるのがおすすめです。そして、クラウドソーシングを活用して実績を積み重ねましょう。
ここからは、プログラミングを独学で習得して稼ぐためのステップを解説します。
ポートフォリオを作る
ポートフォリオは、あなたのスキルや実績をアピールする重要なツールです。独学で学んだスキルを活かし、ポートフォリオを作成してみましょう。
簡単なWebサイトやToDoリストアプリ・ブログシステムなどの、実用的で機能的なプロジェクトを含めると効果的です。
ポートフォリオには、コードの質がわかるGitHubのリンクや、動作確認ができるデプロイ済みのサイトを掲載すると、クライアントや採用担当者に好印象を与えられます。
クラウドソーシングで受注する
クラウドソーシングは、プログラミングを活かして収入を得るためのステップに最適です。「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのプラットフォームでは、初心者向けの案件も多く掲載されています。
クラウドソーシングで成功するためには、プロフィールの充実が大切です。自己紹介に得意分野や使用できるプログラミング言語を具体的に記載し、ポートフォリオへのリンクを追加すると、クライアントからの信頼を得やすくなります。
課題点を見つける
独学で学んだスキルを実務で活かすには、自分の弱点や課題点を把握することが重要です。ポートフォリオ作成やクラウドソーシングの案件を通じて「もっと効率の良いコードが書けるようになりたい」「バックエンドの知識を補強したい」などの課題が見えてくることがあります。
課題が見つかったら、理解を深めてスキルアップを図ることが重要です。Udemyなどのオンライン講座やYouTubeのチュートリアルを活用すると、効率的に知識をアップデートできます。課題を見つけて解決するプロセスを繰り返すことで、実務レベルのスキルが磨かれていくでしょう。
プログラミングの独学に関するよくある質問
最後に、プログラミングの独学に関するよくある質問を3つ紹介します。
初心者は何から作成するのが良い?
初心者が最初に作成するべきなのは、基本的なWebサイトやシンプルなアプリケーションです。計算アプリやToDoリスト・ブログなどは、初心者向けの練習に適しています。HTMLやCSS・JavaScriptの基本を学びながら進められるため、スキルを実践的に磨けます。
プログラミングを独学で習得するための学習時間はどれくらい?
習得に必要な時間は、目指すレベルや学習頻度によって異なります。基本的な文法を覚えるには1ヶ月〜2ヶ月、簡単なWebサイトやアプリを作れるようになるには3ヶ月〜6ヶ月程度が目安です。また、エンジニアレベルのスキルを得るには、1年以上の継続的な学習が必要となるケースが多く見受けられます。
プログラミングの独学で挫折・つまずく人の割合は?
プログラミングの独学は、挫折率が高いといわれています。一部の調査では、独学者の約50%が途中で学習をやめてしまうというデータもあります。原因として、モチベーションの低下や質問相手がいないこと、学習計画が不十分であることが挙げられます。
独学でつまずくのが心配な方は、オンラインのプログラミングスクールで学習を進めるのがおすすめです。プログラマカレッジは、完全無料のオンラインのプログラミングスクールです。
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まとめ
この記事では、プログラミングを独学で習得するための流れやメリット・デメリットなどを解説しました。
独学でプログラミングを習得するためには、学習する目的を明確にし、目的に合った言語を選択することが重要です。基礎的な文法の理解から始め、小規模な成果物を作成していきましょう。
一方で、独学にはモチベーション維持や質問できる相手がいないなどの課題があります。挫折を防ぐには、不明点や疑問点を解消していくことが重要です。独学は大変な面もありますが、自分に合った学習方法を見つけられれば、着実にスキルを伸ばせます。
効率良く学習を進めたい方やエンジニアとして活躍したい方は、プログラマカレッジの利用がおすすめです。プログラマカレッジは無料のオンラインスクールで、最短60日間でITエンジニアとして就職を目指せます。
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