廃車を自分でするのに、どのような手続きをすれば良いのかわからずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。廃車手続き方法を事前に把握しておけば、スムーズに必要書類の用意や実際の手続きに取り組めます。
また、廃車手続きは業者に任せる方法もありますが、自分でやるべきか業者に依頼するべきか判断しやすくなるでしょう。
この記事では、廃車手続きの流れや必要書類、かかる費用を解説します。また、廃車すると受け取れる還付金に関しても解説します。廃車手続きを自分でする予定の方は、ぜひご覧ください。
カルノリレンタカー株式会社 代表取締役
勇翔太
平成元年生まれで、多岐にわたるビジネスを展開してきた起業家。カルノリレンタカー株式会社(現在24店舗)と次世代株式会社の代表取締役を務め、さらにBUCKET LIST株式会社やエーストータルサービス(引越し・不用品回収)など複数の企業に出資している。
引っ越し業に携わる中、母子家庭や非正規雇用者を大好きな車で支援したいと考え、中古車販売店を開業したのち、レンタカー事業「カルノリレンタカー」をスタート。中古車販売事業とレンタカー事業を運営する知見から、車に関する有益な情報をより多くの人に伝えたいという想いを持っている。
また多数メディアにも出演している。直近では2024年4月に放送された『令和の虎CHANNEL』に出演。
車を廃車にするなら廃車買取業者に依頼するのがおすすめ
車を廃車にしたいのであれば、廃車買取業者の利用がおすすめです。廃車買取業者を利用するメリットを把握していないと、廃車買取業者を本当に利用するべきかどうか適切な判断ができません。
廃車買取業者に依頼するメリットを理解したうえで、業者に依頼すべきか自分で廃車にすべきかを考えてみてください。
廃車買取業者に廃車手続きを頼むメリット
廃車買取業者に廃車手続きを依頼するメリットは以下のとおりです。
- 面倒な廃車手続きを代わりにやってもらえる
- 不動車や事故車でも引き取ってくれる
- 廃車にする予定の車でも買取してもらえる可能性がある
それぞれのメリットを理解し、廃車手続きを依頼すべきか判断しましょう。
面倒な廃車手続きを代わりにやってもらえる
廃車買取業者に廃車手続きを依頼した場合、面倒な廃車手続きを代わりにやってもらえます。廃車手続きはさまざまな必要書類を揃えて担当機関に出向き、複雑な作業をしなければいけません。
しかし、廃車買取業者に依頼すれば、書類の手続きや車両の解体などすべての手続きを無料で代行してもらえるため、自分で複雑な作業をしなくて済みます。廃車手続きは大変なので、手間をかけたくない方は、廃車買取業者へ依頼することをおすすめします。
不動車や事故車でも引き取ってくれる
不動車や事故車でも引き取ってくれるのは、廃車買取業者に廃車手続きを依頼するメリットの1つです。廃車買取業者は車の部品に価値を見出して買い取るため、自動車本体が動かなかったとしても、問題なく買い取ってくれます。
たとえば、ヘッドライトやハンドル、スピーカーなど自動車についている部品を査定してどれくらいの価値があるのかを調査したうえで、買取してくれます。不動車や事故車を所有していて処分方法に悩んでいる方は、廃車買取業者に依頼すると良いでしょう。
廃車にする予定の車でも買取してもらえる可能性がある
廃車買取業者は、廃車にする予定の自動車でも買取してもらえる可能性があります。たとえば、購入から10年以上経過した自動車や車検切れの自動車などでも、問題なく買取してもらえます。
廃車買取業者は、中古買取業者のように自動車のまま売却しようとは考えていません。自動車を部品ごとに解体したうえで売却するため、自動車の状態で使用できなかったとしても、査定額には響かないので安心してください。廃車にする予定の自動車があれば、廃車買取業者へ一度相談してみると良いでしょう。
廃車を買取してもらうならソコカラがおすすめ
廃車を買取するのであれば、ソコカラがおすすめです。ソコカラは、廃車を買い取るのに一切の費用がかからず、ほかの会社よりも高い金額で査定することを心がけています。また、お客さまが利用しやすいような工夫もしています。
廃車を高額買取できる理由
ソコカラが廃車を高額買取できる理由は以下のとおりです。
- 自社オークションで余分な仲介手数料がかからない
- 自社物流によって配送コストを削減
- 海外に広がる自社のネットワーク
ソコカラは、買い取った車を自社オークションを通じて適正価格で世界中のお客さまに販売しています。仲介手数料がかからないため、高額で買取してもらえるでしょう。
また、自社で自動車を配送しているので配送コストも削減でき、その分買取査定額を高く設定しています。買い取った自動車は、独自ルートを用いて12,000社以上の日本車の需要が高い海外の会社に輸出・販売しています。
上記のようにソコカラは高額買取できる工夫をしているため、お客さまから安心して廃車買取依頼をしてもらっているのです。
ソコカラは利用しやすい
ソコカラは、お客さまが利用しやすい廃車買取業者を目指しています。ソコカラが利用しやすい理由は以下のとおりです。
- 電話1本で希望の日時に引き取りに伺います
- 個人情報をしっかり保護
- お振込みまで最短4営業日のスピード対応
ソコカラでは、お客さまからご連絡いただければ自社拠点および提携会社から引き取りに伺うので、来店してもらう必要はありません。また、ソコカラはPマークを取得していてお客さまの個人情報の保護を徹底しているため、安心して利用できます。
ソコカラは最短でご依頼日の翌日に自動車を引き取り、その後3営業日でお振込みの対応が可能です。利用しやすい廃車買取業者を探しているのであれば、ソコカラの利用を検討してみてください。
手続きは自分でできる?
廃車手続きは、自分でもできます。ただし、廃車手続きにはさまざまな費用や用意するべき書類が数多くあるので、自分で手続きをするのはおすすめできません。
業者へ依頼するのが手間に感じるのであれば、1人で廃車手続きをしてみると良いでしょう。自分で廃車手続きをすると、時間と労力がかかります。乗らない車を放置し続けると、余分な税金がかかってしまうため、早めに手続きを完了させることを心がけてください。
この記事をすべて読み込んだうえで、自分で手続きするべきか、業者に依頼するべきか判断してみてください。
廃車には2種類ある
廃車には、以下の2つの種類があります。
- 永久抹消
- 一時抹消
適切に廃車手続きをするためには、廃車にどんな種類があるのかを明確に理解しておかなければいけません。それぞれの種類を理解したうえで、自分はどんな廃車手続きをするべきなのか確認しましょう。
永久抹消
永久抹消とは、自動車の登録情報を運輸支局のデータから消去するための手続きです。以下の2つのケースで永久抹消します。
- 自動車を解体する場合
- 自動車として使用するのをやめてほかの用途に使用する場合
自動車を解体すれば、もう二度と公道を走れないので、永久抹消する必要があります。自動車が解体されてから15日以内に永久抹消手続きをしなければいけません。
また、自動車を物置代わりにする場合や飾る場合など、車として使用しなくなった場合は、永久抹消します。上記のいずれかの条件に当てはまる場合は、永久抹消を利用しましょう。
一時抹消
一時抹消とは、自動車の登録情報を一時的に削除する手続きです。以下のケースで一時抹消することが多いです。
- 自動車を解体するのに時間がかかる場合
- 再登録して自動車に乗車する可能性がある場合
自動車の解体手続きは、廃車をスクラップ工場に運搬しなければいけない点や必要書類を収集しなければいけない点などさまざまな時間と労力がかかります。そのため、必要以上に時間がかかると思った場合は、一時抹消してみると良いかもしれません。
再登録して自動車に乗車する可能性がある場合に一時抹消すれば、自動車税を還付してもらえます。上記のケースに当てはまる場合は、一時抹消手続きを検討してみてください。
【永久抹消登録】自分で廃車手続きを進める流れ・必要書類・かかる費用
ここからは、永久抹消登録を自分でするのに必要な書類や自分で永久抹消登録をする流れを解説します。自分で廃車するのであればどのように手続きを進めれば良いのかを把握しましょう。
永久抹消登録を自分でするのに必要な書類
自分で永久抹消登録をする際は、以下の書類を用意してください。
準備するべきもの | 注意点 |
実印 | 発行してから3ヶ月以内のものを使用する |
ナンバープレート | 前後の2枚を用意する |
手数料納付書 | 運輸局窓口で受け取れる |
リサイクル券番号 | 解体業者から発行される「使用済自動車引取証明書」に記載されている |
自動車検査証 | 電子車検証でもできる |
申請書 | 運輸局窓口で受け取れる |
自動車税申告書 | 運輸局窓口で受け取れる(自治体によっては不要) |
解体報告記録日 | 解体が終了した日付に業者から用意される |
印鑑証明書と自動車検査証の住所が異なっている場合は、住民票も用意しなければいけません。必要書類を用意しなかった場合、廃車手続きができません。上記の表を参考にし、必要な書類をどのように受け取れるのかを理解したうえで準備しましょう。
自分で永久抹消登録をする流れ
自分で永久抹消登録をする流れは以下のとおりです。
- ナンバープレートを取り外して車を解体する
- 必要書類を集めて運輸支局に手続きをしに行く
- ナンバープレートを返却する
- 運輸支局の窓口に書類を提出する
- 抹消登録の申請と還付金の手続きを進める
自分で永久抹消登録をする場合、さまざまな手続きをしなければいけません。上記の流れを参考にし、永久抹消登録を進めてください。
ナンバープレートを取り外して車を解体する
自動車を解体する場合は、以下の3種類の費用がかかります。
費用項目 | 説明 | 費用相場 |
スクラップ費用 | 自動車を解体する費用 | 20,000〜30,000円 |
レッカー代 | 走行できない自動車を運搬するために支払う費用 | 5,000〜30,000円 |
リサイクル費用 | フロンガスやシュレッダーダスト、エアバッグの処分に必要な費用 | 8,000〜20,000円 |
自動車の解体にかかる費用相場は、30,000〜80,000円です。廃車買取業者に依頼すると、解体費用がかからない場合があります。少しでもコストを抑えたいのであれば、廃車買取業者への依頼を検討してください。
廃車を買取してもらうなら、ソコカラがおすすめです。ソコカラは、10年以上使った古い車や10万km以上走行した車でも高く買取してくれます。全国どこでも来店不要で、Webで査定してもらえるため、店舗に向かう必要がありません。自宅にただ置いてある車があるという人は、ぜひ一度ソコカラに査定をご依頼ください。
必要書類を集めて運輸支局に手続きをしに行く
自動車の解体処理後は、必要書類を集めて運輸支局へ手続きをしに行きましょう。運輸支局への予約は特に必要がなく、ナンバープレートに記載された地域の運輸支局で手続きを進めます。
ただし、自動車の所有者がローン会社やディーラーになっている場合は廃車手続きができないため、所有権の解除手続きをする必要があります。所有権を解除するためには、ローンを一括で支払わなければいけません。所有権を解除したうえで、運輸支局へ手続きをしてください。
ナンバープレートを返却する
運輸支局に到着したら、ナンバープレートを返却する前に以下の書類の取得をしましょう。
- 手数料納付書
- 自動車税申告書
- 永久抹消登録申請書
上記の書類の必要事項を記載した後にナンバープレートの返却をしてください。車両が公道を走行するための識別番号が含まれているので、不要になったら適切に処分しなければいけない点に注意しましょう。
ナンバープレートの返却後、手数料納付書に印鑑が押されていることを確認してください。
運輸支局の窓口に書類を提出する
ナンバープレートの返却後、運輸支局の窓口に以下の書類を提出しましょう。
- リサイクル券番号
- 自動車検査証
- 解体報告記録日
上記の書類を提出して特に不備がなければ、ほかに手続きをする必要はありません。もし、保険が切れていない自動車の廃車手続きをする場合は、登録事項等証明書の提出をする必要があります。
登録事項等証明書を提出する際は、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を用意しておきましょう。登録事項等証明書は、申請してから発行されるまで1ヶ月近くかかるため、早めに申請しておいた方が良いでしょう。
抹消登録の申告と還付金の手続きを進める
書類の提出が完了後、抹消登録の申告と還付金の手続きを進めてください。運輸支局での審査終了後、自動車の永久抹消登録を終えて登録証明書が発行されます。
また、運輸支局内にある税申告窓口にて必要事項を記入した自動車税申告書を提出しましょう。還付金の手続きは地方自治体によって必要な場合と不必要な場合があるので、事前に運輸支局の窓口にて手続きすべきか確認してください。
自動車税の還付金は、申請後1〜2ヶ月で受けられるので、1〜2ヶ月経過したら還付されているか確認しましょう。
自分で永久抹消登録をするのにかかる費用
自分で永久抹消登録をしたとしても、お金はかかりません。そのため、安心して永久抹消登録手続きができるでしょう。
廃車にするならソコカラで買取してもらうのがおすすめ
廃車にするのであれば、ソコカラで買取してもらうのがおすすめです。永久抹消や一時抹消は手続きが複雑で自分でするには手間がかかります。そこでソコカラを使用すれば、本来廃車にしてたはずの自動車を買い取ってもらうことが可能です。
ソコカラでは、事故車や不動車でも99.9%買取してもらえるので、他社で断られた自動車でも買取してもらえます。
たとえば、ソコカラで故障していたホンダ ヴェゼル ハイブリッドを引き取った結果、40万円で買取した事例があります。ほかにも、廃車なのにも関わらずトヨタのプリウス アルファが44.5万円で買取してもらえたり、ダイハツのタントが18.8万円で買取してもらえた事例もあります。
ソコカラで廃車買取をしてもらえれば、高額査定が期待できるでしょう。2024年7月現在、ソコカラでは、最低買取価格10,000円以上の保証キャンペーンを実施中です。面倒な手続きを無料で代行してもらえて高額査定も期待できるソコカラで買取してもらってみてください。
【一時抹消登録】自分で廃車手続きを進める流れ・必要書類・かかる費用
自分で一時抹消登録をするためにどのような手続きをすれば良いのかわからずに悩んでいる方も多いでしょう。ここからは、一時抹消登録に関して自分で廃車手続きを進める流れを解説します。
自分で廃車手続きを進める場合は、一時抹消登録を自分でするのに必要な書類と自分で一時抹消登録をする流れを把握しておきましょう。それぞれの項目を理解したうえで、一時抹消登録の手続きをしてください。
一時抹消登録を自分でするのに必要な書類
一時抹消登録では以下の書類が必要です。
準備するもの | 説明 |
一時抹消登録申請書 | 所有者本人が直接申請する場合は実印を押印 |
所定の手数料印紙を貼付した手数料納付書 | 自動車検査登録印紙を貼付、キャッシュレスの場合はその旨を記載 |
所有者の印鑑(登録)証明書 | 発行されてから3ヶ月以内のもの |
所有者の委任状 | 代理人による申請の場合は必要 |
自動車検査証 | 限定自動車検査証が交付されている場合は限定自動車検査証を用意する |
自動車登録番号標 | ー |
事業用自動車等連絡書 | 事業用ナンバーまたはレンタカーの場合に限り必要 |
自動車検査証を盗難、または遺失等で返納できない場合、返納できない旨を記載した使用者の記名のある理由書を添付する必要があります。また、自動車登録番号標が盗難又は遺失等により返納できない場合は、返納できない旨や届出警察署名・届出日・受理番号を記載した所有者または使用者の記名のある理由書が必要になります。
上記の必要書類を用意したうえで、一時抹消登録の手続きをし始めてください。
自分で一時抹消登録をする流れ
自分で一時抹消登録をする流れは以下のとおりです。
- ナンバープレートの取り外しをする
- 必要書類を集めて運輸支局に手続きをしに行く
- ナンバープレートを返却する
- 運輸支局の窓口に書類を提出する
- 登録識別情報等通知書を交付してもらう
- 抹消登録の申告と還付金の手続きを進める
上記の手順を参考にしたうえで、一時抹消登録の手続きを始めてください。
ナンバープレートの取り外しをする
ナンバープレートの取り外しは業者へ依頼することも可能ですが、高額な費用がかかることもあるので自分で外した方が良いでしょう。
プラスドライバーとマイナスドライバーを用意すれば取り外せるので、ぜひ一度実践してみてください。ただし、ナンバープレートを取り外すと公道の運転ができないため、間違えて公道で運転しないように気をつけましょう。
一時抹消登録では、前後のナンバープレートを用意しておく必要があります。
必要書類を集めて運輸支局に手続きをしに行く
ナンバープレートの取り外し後は、必要書類を集めて運輸支局に手続きをしに行きましょう。ナンバープレートの地域を管轄している運輸支局の用紙販売所で下記の書類を入手してください。
- 抹消登録申請書
- 自動車税申告書
- 手数料納付書
自動車検査証や解体証明書を確認しつつ、必要事項を記入する必要があります。運輸支局は平日の8時45分〜11時45分、13時〜16時までしか営業していないので、取りに行く際は時間に気をつけるようにしましょう。
12月29日〜1月3日までの年末年始も閉まっているため、年末年始以外の平日に手続きが必要です。
ナンバープレートを返却する
書類に必要事項の記入が完了後、ナンバープレートを返却してください。窓口で手渡しする自治体もありますが、機械にナンバープレートを投入するところも増加しています。
窓口で返却した場合は、手数料納付書に印鑑を押してもらうことが可能です。機械に投入すると、機械からシールが出てくるので、シールを手数料納付書の指定の位置に貼り付けてください。
2017年4月3日からナンバープレートを記念に持ち帰れるようになったため、ナンバープレートの持ち帰りをしたい方は窓口で申込書の記入をしましょう。
運輸支局の窓口に書類を提出する
ナンバープレートの返却後は、運輸支局の窓口に以下の書類を提出してください。
- 自動車の名義人の印鑑証明書
- 自動車検査証
- 手数料納付書
- 一時抹消登録申請書
上記の書類のどれかひとつでも不備があれば一時抹消登録の手続きができないので、二度手間にならないためにも事前に不備がないかを確認した後に提出しましょう。
登録識別情報等通知書を交付してもらう
必要書類の提出が完了したら、登録識別情報等通知書を交付してもらってください。登録識別情報等通知書とは、廃車の証明材料や自動車税がかからなくなるなどさまざまな効力を持った書類のことです。
自動車の所有者の名義変更をする場合や一時抹消登録した自動車に再度乗車する場合に必要になります。自賠責保険の解約にも必要な重要な書類であるため、なくさないように大事に保管しておきましょう。
抹消登録の申告と還付金の手続きを進める
登録識別情報等通知書を交付してもらったら、抹消登録の申告と還付金の手続きを進めてください。
基本的に自動車税申告書の提出が必要ですが、地方自治体によっては手続きが不要な場合があります。自動車税の還付金は、以下の計算式で算出できます。
自動車税還付金額 = 1年分の自動車税額 ÷ 12ヶ月 × 抹消登録の翌月から3月までの月数(100円未満切り捨て)
たとえば、年間の自動車税が120,000円だった場合、10月に抹消手続きをすると還付金は50,000円です。抹消登録の申告と手続きが完了したら、すべての手続きが完了です。
自分で一時抹消登録をするのにかかる手数料
自分で自動車の一時抹消登録をするのにかかる費用は、350円です。ただし、一時抹消登録を廃車買取業者やディーラーに依頼した場合は、さらに費用がかかります。少しでも費用を抑えたい場合は、自ら一時抹消登録をしてみても良いかもしれません。
しかし、一時抹消登録をする手間をなくしたい場合は、廃車買取業者やディーラーに手続きを依頼すると良いでしょう。
自分で廃車手続きを進める際の注意点
自分で廃車手続きを進める際は、以下の4つの注意点に気をつけてください。
- 自走できない場合はレッカー車を手配する必要がある
- 月をまたぐと自動車税の還付金が減ってしまう
- ローンで購入した車は廃車にできない
- 廃車にしたら自動車保険の解約手続きをしないといけない
廃車手続きを進めるときには、さまざまなポイントに気をつけなければいけません。それぞれの注意点に気をつけつつ、廃車手続きに取り組みましょう。
自走できない場合はレッカー車を手配する必要がある
自分で廃車手続きをする際に自走できなければ、レッカー車を手配する必要があります。たとえば、事故車や不動車などは自身で走行できないため、レッカー車の手配が必要です。レッカー車を手配する方法は、以下の3つです。
- JAF(一般社団法人日本自動車連盟)のロードサービス
- 廃車買取業者
- 任意保険におけるオプションサービス
JAFのロードサービスの会員になると、20kmまで無料でレッカー車にけん引してもらえます。また、廃車買取業者の中には無料でレッカー車のけん引サービスを提供している業者も多いです。
加入している任意保険の内容によっては、レッカー車の利用を無料でできることもあります。どの方法でレッカー車を手配するべきか検討しましょう。
月を跨ぐと自動車税の還付金が減ってしまう
自分で廃車手続きをするのであれば、月を跨ぐと自動車税の還付金が減ってしまいます。なぜなら、自動車税の還付金は、廃車手続きをした翌月から3月までの月数に年間の自動車税を月割りにした金額をかけて算出されるからです。
たとえば、6月30日に廃車手続きを完了させる予定だったのに急に予定が入ってしまい、7月1日に手続きが完了したら、もらえるはずの還付金がひと月分減ってしまいます。廃車手続きは早めに済ませておき、より多くの還付金が貰えるようにすると良いでしょう。
ローンで購入した車は廃車にできない
ローン会社が自動車を所有している場合、廃車にできないので注意が必要です。そのため、ローン会社が自動車を所有していたら、所有権を解除してほしいと伝えてください。ただし、ローンを完済していなければ、所有権を解除できません。
ローンを完済していない状態であれば、廃車より先にローンを完済できるようにしましょう。
廃車にしたら自動車保険の手続きをしないといけない
自動車の廃車後は、自動車保険の手続きをしなければいけません。自動車保険の手続きの具体的な流れは、以下のとおりです。
- 保険会社に連絡する
- 解約申込書を作成する
- 必要証書と保険証券を郵送する
保険会社に連絡する際は、解約したい日にちを事前に伝えましょう。保険会社への連絡が完了したら解約申込書が作成されるため、必要事項を記入してください。その後、必要証書と保険証書を郵送すれば、契約者側の手続きは完了です。
廃車買取業者に手続きを委任した場合は自賠責保険の解約はしてもらえます。ただし、任意保険は自分で手続きをする必要があります。そのため、自動車保険の解約手続きを忘れないように気をつけてください。
廃車手続きは自分でするか業者に任せるかどっちが良い?
廃車手続きを自分でするべきか業者に任せるべきか悩んでいる方が多いでしょう。一時抹消登録の場合は自分でするのがおすすめですが、永久抹消登録の場合は業者に任せるのがおすすめです。
一時抹消登録の場合は自分で廃車手続きを進めるのがおすすめ
一時抹消登録の場合は、自分で廃車手続きを進めるのがおすすめです。ナンバープレートの取り外しと必要書類を運輸支局に提出するのみなので、簡単に手続きができます。
一時抹消登録は、あくまで自動車の使用を一時的に停止するための手続きで、再度手続きしたらナンバープレートの取得ができます。そのため、一時抹消登録は廃車の費用の支払いや手間が発生することはありません。
また、一時抹消登録の必要書類は自治体の役所に行けば収集できるので、書類の用意も簡単です。かかる費用も350円で済むため、永久抹消登録と比較したらリーズナブルに手続きができます。
永久抹消登録の場合は業者に任せるのがおすすめ
永久抹消登録をするのであれば、業者に任せるのをおすすめします。永久抹消登録をするには自動車を解体する必要があるため、業者に代行してもらった方が簡単に手続きができます。
ただし、業者に依頼して廃車にするよりも、まずは買取業者に買い取ってもらえないかを確認することが大切です。廃車買取業者よりも中古車買取業者の方が、高い価格で自動車を買い取ってくれるからです。
中古車買取業者での買取が厳しいのであれば、廃車買取業者であるソコカラを利用してみてください。ソコカラではどんな自動車であっても99.9%買い取ってきているため、他社で断られた車でも高値で買取してもらえます。
ソコカラでは面倒な手続きをすべて無料で代行してもらえ、お振込みまで最短4日のスピードで対応してもらえます。廃車を売却するのに損をしたくないと考えている方は、ぜひ一度お気軽にソコカラで見積もりを取ってみてください。
廃車にすると受け取れる還付金
廃車にすると、以下の3種類の還付金が戻ってきます。
- 自動車税
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
そもそも、廃車にしてどんな種類の還付金が戻ってくるのか知らない方も多いのではないでしょうか。それぞれどんな還付金が戻ってくるのかを理解したうえで、廃車手続きをしてください。
自動車税
自動車税は、一時抹消登録と永久抹消登録のどちらの登録にしても月割計算で還付してもらえます。自動車税の還付金を受け取るためには、以下の3つの方法があります。
- 金融機関の窓口
- ディーラーや買取業者に委任する
- 口座振り込み
金融機関の窓口で還付金を受け取る場合は、銀行もしくは郵便局で受け取り可能です。また、ディーラーや買取業者に委任する場合は、委任状を用意すれば代理で受け取ってもらえます。忙しくて還付金の受取ができない方は、業者に委任すると良いでしょう。
自動車の抹消登録をする際に指定口座を記載しておくことで、口座振り込みをしてもらうことも可能です。
自動車重量税
自動車重量税とは、車検の重量によって金額が変動する車検時に支払う税金です。自動車重量税は、以下の条件を満たしているほど高額になります。
- 車体が大きい
- 重量が重い
- 古い自動車
車検の有効期限が残っている状態で廃車にすれば、重量税の還付を月割で受け取ることが可能です。ただし、一時抹消登録では重量税の還付金は受け取れません。
自賠責保険料
車検が残っていた場合にのみ自賠責保険の還付金が受け取れます。自賠責保険の還付を受け取るためには、以下の書類の用意が必要です。
- 自賠責保険承認請求書
- 一時抹消登録証明書もしくは永久抹消登録証明書
- 自賠責保険の原本
ただし、あくまで上記の書類は一例で、契約している保険会社によって必要書類が異なるため、どの書類を用意すれば良いのか確認しましょう。
廃車を依頼するならソコカラがおすすめ
廃車を廃車買取業者に依頼するのであれば、ソコカラがおすすめです。ソコカラとは、車検切れや事故車などどんな車でも高値で買い取るサービスです。ソコカラがおすすめな理由を解説します。
廃車を高額買取できる理由
ソコカラが廃車を高額買取できる理由は、以下の3つです。
- 自社オークションで販売するので余計な中間手数料をカットできる
- 自社のネットワークが海外に広がっている
- 自社で物流することによって配送コストを削減できる
ソコカラは、買い取った車両を適正価格で世界中の人々に自社オークションで販売しているため仲介手数料を支払う必要がなく、その分高い価格で買取してもらえます。
また、ソコカラは日本車の需要が高い12,000社以上の海外の会社に輸出と販売をしています。その結果、より高い価格での買取が実現できているのです。
自社物流による配送コストを削減した分、買取査定額を還元しています。ソコカラは、高額査定できるように工夫している業者です。
ソコカラは利用しやすい
先ほどソコカラが高額買取できる理由を紹介しましたが、利用しやすい業者でもあります。ソコカラが利用しやすい理由は、以下の3つです。
- 電話1本で希望日時に引き取り
- お振込みまで最短4日で対応完了
- 個人情報も入念に保護
ソコカラでは、電話1本してもらえれば自社拠点もしくは提携会社にて引き取りに伺います。お客さまに来店してもらう手間がないので、気軽に廃車買取ができます。
また、最短でご依頼日の翌日に廃車を引き取れるため、3営業日後のお振込みが可能です。現在お金に余裕がなくてすぐ廃車を買い取ってほしい方が利用しやすい業者といえるでしょう。
さらに、ソコカラはPマークを取得してお客さまの個人情報の保護を徹底しているので、安心して利用可能です。廃車を売却するのに損をしたくないと考えている方は、ぜひ一度お気軽にソコカラで見積もりを取ってみてください。
まとめ
廃車手続きは自分でもできますが、さまざまな手続きや用意すべき書類が多々あるので、手続きの種類によって自分でするべきか決めると良いでしょう。一時抹消登録では、手続きと書類の用意が簡単であるため、自分で廃車手続きを進めるのをおすすめします。
その一方、永久抹消登録は自動車の解体証明の必要やレッカー車の手配が必要な場合があるため、業者への依頼がおすすめです。もし、廃車買取業者を探しているのであれば、ソコカラに依頼してみましょう。
ソコカラは、他社で断られた自動車でも99.9%買取しています。また、故障車や事故車などに対して数十万円の価格で買い取った実績もあります。この記事を参考にして、手続きの流れや必要書類、かかる費用を理解したうえで、廃車手続きを進めてください。
廃車を売却するのに損をしたくないと考えている方は、ぜひ一度お気軽にソコカラで見積もりを取ってみてください。