軽自動車の廃車手続きはどこでできる?手続きの手順や必要書類を徹底解説!

軽自動車を手放す際、車検切れや不動車、事故車といった理由から廃車手続きを行う必要があります。しかし、廃車手続きは少し複雑で、初めての方にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。スムーズに進めるためには、どこで手続きができるのか、どのように進めるべきかを事前に把握しておくことが重要です。

この記事では、軽自動車の廃車手続きができる場所や手順、さらに必要な書類を詳しく解説します。また、手続きを業者に依頼する場合のメリットや注意点、業者選びのポイントも紹介します。手間や時間をかけずにスムーズに廃車手続きを進めたい方は、ぜひ参考にしてください。

勇翔太
監修者
カルノリレンタカー株式会社 代表取締役
勇翔太

平成元年生まれで、多岐にわたるビジネスを展開してきた起業家。カルノリレンタカー株式会社(現在24店舗)と次世代株式会社の代表取締役を務め、さらにBUCKET LIST株式会社やエーストータルサービス(引越し・不用品回収)など複数の企業に出資している。

引っ越し業に携わる中、母子家庭や非正規雇用者を大好きな車で支援したいと考え、中古車販売店を開業したのち、レンタカー事業「カルノリレンタカー」をスタート。中古車販売事業とレンタカー事業を運営する知見から、車に関する有益な情報をより多くの人に伝えたいという想いを持っている。

また多数メディアにも出演している。直近では2024年4月に放送された『令和の虎CHANNEL』に出演。


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目次

軽自動車を廃車にするなら廃車買取業者に依頼するのがおすすめ

軽自動車を廃車にする際は、手続きの手間や負担を減らすために廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。特に、不動車や事故車など、自分で手続きが難しい車両でもスムーズに対応が可能です。

経験豊富な業者に任せれば、書類準備から手続き完了まで一括でサポートしてもらえるため、安心して進めることができます。ここでは、廃車買取業者を利用するメリットや、おすすめの業者「ソコカラ」の特徴を詳しく解説します。

廃車買取業者に廃車手続きを頼むメリット

廃車買取業者に廃車手続きを頼むと以下のメリットがあります。

  • 面倒な廃車手続きを代わりにやってもらえる
  • 不動車や事故車でも引き取ってくれる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

面倒な廃車手続きを代わりにやってもらえる

廃車手続きには、ナンバープレートの返却や抹消登録の申請、税金の手続きなど多くのステップが必要です。初めての方にとっては、これらの手続きが面倒で時間も労力もかかります。

しかし、廃車買取業者に依頼すれば、必要な書類の準備から役所への申請までをすべて代行してもらえるため手間を減らせます。特に忙しい方や手続きに慣れていない方には大きなメリットと言えるでしょう。

不動車や事故車でも引き取ってくれる

廃車買取業者に廃車手続きを頼むと不動車や事故車でも引き取ってくれる点も大きなメリットです。通常、故障車や事故車、水没車のような不動車は処分が難しいケースもあります。なぜなら、買取後に販売したり再利用したりできる可能性が低いからです。

しかし、廃車買取業者は車両状態に関わらず車の価値を評価し、引き取りや買取を行います。そのため、状態に関わらずどのような軽自動車でも依頼しやすいのが特徴です。廃車を諦めていた車でも、思わぬ高額買取につながることもあります。

廃車を依頼するならソコカラがおすすめ

引用元:ソコカラ公式サイト

持っている軽自動車を廃車にしたいと考えているのであれば、ソコカラに買取してもらうのがおすすめです。ソコカラに依頼すれば、本来廃車にするのに費用がかかるはずの廃車を、逆に買取してもらえます。ここからは、そんなソコカラの魅力を見ていきましょう。

廃車を高額買取できる理由

ソコカラの廃車買取は、他の業者にはない「自社オークション」を活用する点が大きな特徴です。一般的な廃車買取業者では、中古車オークションに出品する際に手数料や中間コストが発生します。しかし、ソコカラは自社でオークションを開催するため、これらのコストの削減が可能です。その結果、廃車を高額買取できます。

また、自社オークションでは全国各地の業者が参加して競争入札を行うため、車両の価値が正確に評価されます。競争原理が働くことで市場価格以上の値が付くこともあり、高価買取が可能になる仕組みです。

ソコカラは利用しやすい

廃車手続きが複雑で敬遠されがちな理由の1つに、書類準備や役所での手続きが挙げられます。しかし、ソコカラではこれらの手続きを無料で代行してくれるため、初めて廃車をする方でも気軽に利用できます。経験豊富なスタッフが丁寧にサポートし、顧客にわかりやすく説明してくれるので、不安を感じることもありません。

さらに、引き取りが必要な車両は、無料でレッカー車を手配してもらえる点も魅力です。不動車や事故車など自力で移動できない車でも、費用を気にせず依頼できるため、安心して利用できます。

廃車を買取してもらうのに損をしたくないという方は、ぜひソコカラを利用してみてください。

軽自動車の廃車手続きはどこでできる?

軽自動車の廃車手続きは、現在の住まいが属する地域を管轄している軽自動車検査協会で行うことが可能です。軽自動車の廃車手続きの申請場所は、普通自動車とは異なるため注意が必要です。誤った窓口では手続きが進められないため、事前に確認しておきましょう。

軽自動車の場合、廃車手続きに必要な書類も普通自動車とは異なる場合があります。手続き前に問い合わせて、必要書類をしっかりと確認しておくとスムーズです。

手続きの受付時間は、基本的に平日の日中です。そのため、平日が仕事や家庭の用事で忙しい方にとっては訪問するのが難しい場合もあります。

このような場合には、代理人や廃車買取業者に手続きを代行してもらいましょう。特に、業者に依頼すれば必要な書類の準備やナンバープレートの返却なども一括で任せられ、手間を最小限に抑えられます。

軽自動車の廃車手続きとは

軽自動車の廃車手続きには、永久抹消登録と一時抹消登録の2種類があります。

ここでは、それぞれの手続きを詳しく解説します。

永久抹消登録

永久抹消登録は、使用しなくなった軽自動車を完全に廃車にする際に行う手続きです。この登録を完了させると、その車両は法律上も物理的にも車としての役割を終えることになり、二度と公道を走ることができません。そのため、事故車や再利用が困難な車両に対して行うのが一般的です。

手続きには、軽自動車検査協会での申請に加え、必要書類を揃えて提出する必要があります。解体処分を前提とした登録のため、自動車税や重量税が還付される場合があり、税金の無駄を防ぐ点でもメリットがあります。不要になった車を完全に処分し、保管場所を確保したい方に適した手続きです。

一時抹消登録

一方で、一時抹消登録は、軽自動車の利用を一時的に停止したい場合に選ばれる手続きです。たとえば、長期旅行や海外赴任など、一定期間車を使用しない予定がある場合に適しています。この登録を行うことで翌年度以降の自動車税が課税されず、車検の更新も不要となるため、維持費の負担を軽減することが可能です。

一時抹消登録を行った車は、必要になった際に再度登録手続きをすることで、公道を走れる状態に戻すことができます。そのため、車を手放したくないものの、維持費を一時的に抑えたいと考える場合に便利な方法です。

軽自動車の廃車手続きを依頼できる業者

軽自動車の廃車手続きを依頼できる業者は、主に以下の5つです。

  • ディーラー
  • 中古車買取店
  • ガソリンスタンド
  • 行政書士
  • 廃車買取店

ここでは、各業者を詳しく見ていきましょう。

ディーラー

ディーラーは、新車を購入する際に古い車を廃車にするための手続きを依頼できる業者です。新車購入時のサービスの一環として、廃車に関する手続きだけでなく解体業者への運搬や代車の手配なども行ってくれます。乗り換えで新車の購入を検討している方に適しています。

ただし、注意が必要なのはディーラーの廃車は新車購入者向けである点です。新車を購入しない場合、手数料がかかる場合があります。また、廃車そのものを引き受けてもらえない場合もあります。そのため、新しい車を購入する計画がある場合には利用しやすいでしょう。

中古車買取店

中古車買取業者でも廃車手続きを依頼できる場合があります。中古車買取店の場合、車両の引き取りや解体業者への連絡、必要書類の提出などを一括して依頼できるのがメリットです。しかし、中古車買取店は基本的に車を再販することを目的としています。そのため、走行不能の車や市場価値が低い車の場合、廃車手続きに追加費用が発生することがあります。

また、一部の業者は廃車として受け取った車を海外市場で中古車として販売するケースもあります。そのため、確実に廃車にしたい場合は事前に業者に確認することが大切です。自分の車がどのように扱われるか気になる方は、他の方法も検討してみましょう。

ガソリンスタンド

意外に思われるかもしれませんが、一部のガソリンスタンドでは軽自動車の廃車手続きをサポートしてくれます。燃料補充や車検、点検のついでに相談できるため、手軽に依頼できる点が魅力です。また、動かなくなった車両でも無料で引き取ってもらえる場合もあります。

さらに、廃車ではなく中古車として販売可能な場合には査定を行い、買取価格を提示してくれるケースもあります。ただし、廃車と買取のどちらが得になるかを事前に比較することが大切です。

行政書士

行政書士は、行政書類を作成する専門家です。自動車の廃車においては、廃車手続きの書類作成や提出を代行してくれます。特に、車検証に記載されている住所と現住所が異なる場合や、軽自動車検査協会に直接行くのが難しい場合には頼りになります。また、郵送対応が可能なため、自宅から手続きを進められる点も魅力です。

ただし、行政書士は解体業者への依頼やレッカー車の手配といった車両の実務的な処理は行えません。そのため、解体や運搬は別途手配する必要があります。書類手続きだけを依頼したい方に適していますが、総合的なサポートを希望する場合は他の業者も検討すると良いでしょう。

廃車買取店

廃車買取業者は、廃車を専門に取り扱っているため、車両の状態を問わず依頼しやすいのが最大の特徴です。特に、動かない車やディーラーや中古車買取業者で断られた車も積極的に引き取ってくれる点がメリットです。廃車手続きに精通しているため、必要書類の準備や解体手続きなどをすべて任せることができ、安心して依頼できます。

さらに、廃車買取業者の多くは、車両を解体して部品やパーツをリサイクルすることで利益を得ています。そのため、廃車手続きやレッカー移動が無料でできる場合もあります。コストを抑えつつ手間を減らしたい方にとって、非常に利用しやすい方法です。

自分で軽自動車の廃車手続きをする場合の手順

自分で軽自動車の廃車手続きをする場合は以下の手順で行います。

  1. 必要書類を準備する
  2. 解体業者に依頼する
  3. ナンバープレートを返却
  4. 必要書類を提出
  5. 自動車税の抹消申告

ここでは、各手順を詳しく見ていきましょう。

必要書類を準備する

廃車手続きを始める際に最初に取り組むべきなのは、必要書類の準備です。軽自動車検査協会での手続きには、車検証やリサイクル券などが必要になります。しかし、永久抹消登録と一時抹消登録では必要な書類が異なるため、事前に確認しておきましょう。

申請書や手数料納付書は、軽自動車検査協会の窓口で当日に入手できます。所有者が亡くなっている場合や名義変更が必要な場合には、別途書類が求められることがあります。

これらの書類は取得に時間がかかる場合があるため、早めに準備を進めるのがおすすめです。また、管轄の軽自動車検査協会へ事前に問い合わせて、必要書類を正確に把握しておくと安心でしょう。

解体業者に依頼する

永久抹消登録を行う場合、車の解体が必須です。解体は自動車リサイクル法に基づき許可を受けた解体業者で行う必要があります。そのため、無許可業者に依頼すると法律違反となるため注意が必要です。解体業者を選ぶ際は、許可証の有無や評判を確認し、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

解体業者での作業が完了すると、「解体証明書」が発行されます。この書類は、永久抹消登録を進める際に必要です。一方、一時抹消登録を選ぶ場合は解体を行う必要がないため、車をそのまま保管することが可能です。

ナンバープレートを返却

廃車手続きでは、ナンバープレートを返却する必要があります。軽自動車検査協会内に設置されている「ナンバープレート返納窓口」で手続きを行います。自動返納機がある場合はプレートを機械に投入することで返却が完了です。返却後には、手数料納付書に確認印を押してもらうことを忘れないようにしましょう。

また、ナンバープレートを記念に持ち帰りたい場合には、返納前に窓口で申し出る必要があります。この場合、プレートは無効化のために破壊措置が施されますが、手続き後に自宅で保管できるようになります。

必要書類を提出

ナンバープレートの返却後は、準備した書類一式を軽自動車検査協会の窓口に提出します。この際、書類に不備がないかを確認され、問題がなければ廃車手続きが完了です。一時抹消登録を行った場合には「登録識別情報等通知書」が交付されるため、必ず受け取って保管しておきましょう。この書類は、再登録や名義変更時に必要となる重要な書類になります。

永久抹消登録の場合には、特別な書類の交付はありませんが、保険の解約手続きなどで廃車証明書が必要です。その場合は、軽自動車検査協会で「登録事項等証明書」を別途申請して取得してください。

自動車税の抹消申告

廃車手続きが完了した後、自動車税の抹消申告を行う必要がある場合があります。これは、自治体の税事務所に廃車したことを報告し、課税を停止するための手続きです。忘れると翌年度以降も課税される恐れがあるため、注意しましょう。

自動車税事務所で「自動車税・自動車取得税申告書」に必要事項を記入し、提出することで手続きが完了します。軽自動車では還付が適用されないことが多いため、事前に確認しておきましょう。

自治体によっては抹消申告が不要な場合もあります。この場合、廃車手続き時点で税事務所に連絡が行われるため、手間が省けます。

軽自動車の廃車手続きで必要な書類

軽自動車の廃車手続きで必要な書類は、手続きの種類によって異なります。ここでは、以下の方法ごとに必要な書類を紹介します。

  • 永久抹消登録
  • 一時抹消登録
  • 解体届出
  • 場合によって必要な書類

それぞれ詳しく見ていきましょう。

永久抹消登録

永久抹消登録には、以下の書類が必要です。

  • 自動車検査証(車検証)
  • ナンバープレート2枚
  • 自動車リサイクル券
  • 申請書および手数料納付書
  • 所有者の認め印(印鑑登録が不要で、認め印で手続きが可能)
  • 自動車重量税還付申請書

車検証に記載されている住所や所有者名が異なる場合には、変更内容を確認できる住民票や戸籍謄本などが必要です。これらの書類は発行に時間がかかる場合もあるため、早めに準備しましょう。

ナンバープレートを紛失している場合は別途書類が必要です。自動車重量税還付申請書は、車検が1ヶ月以上残っている場合に重量税の還付を受けるための書類です。還付金を受け取る口座情報も併せて提出する必要があります。

一時抹消登録

一時抹消登録では、以下の書類が必要です。

  • 自動車検査証(車検証)
  • ナンバープレート2枚
  • 申請書および手数料納付書
  • 所有者の認め印

永久抹消登録と同様に、住所や所有者名に変更がある場合は変更を証明する書類が必要です。ナンバープレートも同様に2枚返却する必要があります。盗難や紛失でプレートがない場合には、理由を記載した「車両番号標未処分理由書」が必要です。申請書類には、軽自動車検査協会で入手できる申請書と手数料納付書があります。

一時抹消登録の手数料は350円で、印紙で支払います。さらに、所有者の認め印が必要となりますが、これは登録印鑑ではなく、認め印でも構いません。

解体届出

永久抹消登録後、車を解体した場合に必要な書類は以下のとおりです。

  • 自動車検査証返納証明書
  • 自動車リサイクル券
  • 解体申請書
  • 自動車重量税還付申請書

解体届出では、一時抹消登録時に発行された「自動車検査証返納証明書」が必要です。この書類は一時抹消登録を行った際に交付されるもので、解体届出を進める際に必要です。自動車リサイクル券も重要な書類の1つです。未払いのリサイクル料金がある場合は、解体前に精算しておく必要があります。

申請書関連としては、解体申請書を提出します。さらに、還付に関する手続きとして「自動車重量税還付申請書」を提出することができます。こうした必要書類を、欠かすことなく準備しましょう。

場合によって必要な書類

場合によっては以下の書類が必要になります。

  • 事業用自動車等連絡書
  • 代理人の運転免許証
  • 代理人の印鑑
  • 代理人のマイナンバーカード
  • 還付金を受け取る金融機関情報
  • 譲渡証明書
  • 住民票
  • 印鑑登録証明書
  • 新所有者の認め印
  • 新所有者の申請依頼書

これらの書類は、事業用車両の廃車、代理人による手続き、所有者変更を伴う廃車手続きなどに必要です。これらのケースに対応するためには、それぞれ専用の書類を事前に準備しておかなければいけません。

たとえば、事業用車両であれば「事業用自動車等連絡書」が必要です。また、代理人が手続きを行う場合には代理人の運転免許証と印鑑、重量税還付の代理受領には代理人のマイナンバーカードや口座情報が必要です

廃車にする事情を踏まえて、必要な書類を準備しましょう。

軽自動車の廃車手続きで必要となる費用

軽自動車の廃車手続きには、必要な手続きや車両の状態に応じて費用が発生します。永久抹消登録と解体届出は無料で行うことができ、自動車検査証返納届は1件あたり350円の手数料が必要です。

解体費用は1〜2万円が相場で、業者や地域によって異なる場合があります。レッカー費用も同程度の費用がかかり、車両の状態や移動距離によって変動します。また、リサイクル料金として8,000円程度が必要となります。この金額は車種や装備内容により異なるため、「自動車リサイクルシステム」の公式サイトを確認しましょう。

これらを合わせた総費用の目安は3〜5万円程度ですが、業者によっては解体や運搬を無料で対応してくれる場合もあります。複数の業者から見積もりを取得し、最も条件の良いサービスを選びましょう。

軽自動車を廃車にする際の注意点

ここでは、軽自動車を廃車にする際の5つの注意点を解説します。

  • 自分で行う場合は時間が限られる
  • 名義変更が必要な場合がある
  • レッカー車が必要なケースもある
  • 還付金の受け忘れないようにする
  • 手続きを行える場所を間違えないようにする

これらの注意点を踏まえて、廃車手続きをしましょう。

自分で行う場合は時間が限られる

廃車手続きを自身で行う場合、軽自動車検査協会の営業時間内にすべての手続きを終える必要があります。軽自動車検査協会の窓口は、平日の午前9時から午後4時までです。

また、土日祝日や年末年始、ゴールデンウィークなどの長期休暇期間は休業していることがほとんどです。平日しか手続きができないため、仕事や家庭のスケジュールを調整する必要があります。

手続きには必要書類を揃えたり、ナンバープレートの返却したりなどの作業が伴います。特に混雑している時間帯や書類の不備がある場合には、時間がかかる可能性があるため、余裕を持った手続きをしましょう。

名義変更が必要な場合がある

廃車手続きを進めるには、車両が必ず所有者本人の名義で登録されている必要があります。たとえ普段から自分が運転している車でも、車検証の所有者名義が異なる場合には、廃車手続きの前に名義変更が必要です。

ローンを組んで購入した車の場合は、所有者がローン会社やディーラーの名義になっていることがあります。このような場合、まず「所有権留保解除」の手続きをローン会社やディーラーに依頼する必要があります。所有者の同意が必要な場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

レッカー車が必要なケースもある

廃車手続きでは、車両を解体業者や指定の場所まで移動する必要がある場合があります。特に、動かない車や事故車の場合は、自走が難しいためレッカー車を手配しなければなりません。レッカー移動の費用は業者や移動距離によって異なり、一般的に1〜2万円が相場です。

依頼する業者によっては、レッカー移動を無料で提供している場合もありますが、対応範囲が限られていることもあります。そのため、距離や費用を事前に確認しておくことが重要です。

還付金の受け忘れないようにする

軽自動車を廃車にする際、普通自動車に比べて還付金が少ない場合があります。その理由は、軽自動車税の種別割が普通自動車よりも税額が低く、年度途中で廃車にしても未使用期間の税金が還付されないためです。

一方で、自動車重量税や自賠責保険の残存期間が1か月以上ある場合には、重量税の還付金を受け取れる可能性があります。還付金を受け取るには、廃車手続きと合わせて還付手続きをきちんと完了させておくことが必要です。特に、自賠責保険の解約は保険会社への連絡が必要になるため、忘れずに行いましょう。

手続きを行える場所を間違えないようにする

軽自動車の廃車手続きは、普通自動車とは異なり、軽自動車検査協会で行います。誤って陸運支局に行ってしまうと、手続きが進められず時間を無駄にしてしまう可能性があります。そのため、自分が居住している地域を管轄している軽自動車検査協会を事前に調べておきましょう。

また、解体業者を利用する場合や廃車買取業者に依頼する場合も注意が必要です。それぞれの業者が対応可能な範囲や必要書類も確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。

軽自動車の廃車業者の選び方

ここでは、軽自動車の廃車業者の選び方として5つのポイントを解説します。以下のポイントを踏まえて、廃車業者を探してください。

  • 事前に丁寧に説明してくれる
  • 費用を明確に記載している
  • レッカーを無料で手配してくれる
  • 還付金の返還をしてくれる
  • 解体の認可を受けている

事前に丁寧に説明してくれる

信頼できる業者の特徴として、契約前の事前説明が丁寧であることが挙げられます。こちらの疑問や質問に対して、明確かつ分かりやすい回答をしてくれる業者は、安心して取引を進められます。特に、廃車手続きが初めての方にとっては、業者が親切に説明してくれることで不安がなくなるでしょう。

一方で、質問に対する回答が曖昧で、不明点を明確に説明してくれない業者は注意が必要です。こうした業者は、後々費用や手続きに関してトラブルを引き起こす可能性があります。そのため、相談段階から丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

費用を明確に記載している

廃車手続きには、解体費用や運搬費用などが発生する場合があります。信頼できる業者は、これらの費用を公式サイトや契約書に明確に記載しています。どのような場合に手数料が発生するのか、キャンセル料はいくらか、など説明されている業者を選ぶことで余計な費用を防げるでしょう。

逆に、費用に関する記載が曖昧だったり、事前の説明がない業者は避けましょう。取引後に高額な手数料を請求されるケースもあるため、提示されているかを確認しておきましょう。

レッカーを無料で手配してくれる

廃車にする軽自動車が故障して動かない場合や車検が切れている場合、レッカー車での運搬が必要です。その際、レッカー代を無料で手配してくれる業者を選ぶと、余計な出費を抑えられます。

ただし、業者によってはレッカー費用が発生する場合もあり、対応地域や車両の状態によって料金が異なります。公式サイトに「レッカー費用無料」や「引き取り費用無料」と明記されている業者であれば、安心して依頼できます。費用が不明確な場合、運搬費用が高額になることもあるため、事前確認を怠らないようにしましょう。

還付金の返還をしてくれる

軽自動車を廃車にする際、自動車重量税や自賠責保険料の未使用分が還付対象になる場合があります。しかし、還付金の取り扱いは業者によって異なり、手続きが不明確な場合もあるため注意が必要です。

信頼できる業者は、還付金をしっかりと返還してくれるか、還付分を明確に示したうえで廃車費用から差し引きます。依頼する前に、還付金の処理を業者に確認して損をしないような対応の業者を選びましょう。

解体の認可を受けている

車両を解体する際には、都道府県の認可を受けた業者であることが重要です。解体の認可を受けていない業者に依頼すると、適切に廃車手続きが行われない可能性があります。

認可を受けている業者は、公式サイトや店舗に認可番号や証明書を提示していることが多いです。廃車手続きの安全性を確保するためにも、認可の有無を確認してから依頼するようにしましょう。

ソコカラは都道府県から正式に認可を受けており、車両の解体や廃車手続きに関して高い信頼性を誇っています。廃車手続きの代行やレッカー費用の無料対応など、利用者にとって便利で透明性の高いサービスを展開しています。安全性とサービス品質を重視するなら、認可業者の中でも信頼性が高いソコカラをぜひご利用ください。

軽自動車の廃車に関するよくある質問

ここでは、軽自動車の廃車に関するよくある質問をいくつか見ていきましょう。

軽自動車の廃車手続きに料金はかかりますか?

軽自動車の廃車手続きでは、軽自動車検査協会での手続きに手数料が発生します。解体返納手続きの場合、手数料は無料ですが、一時使用中止の「自動車検査証返納届」の場合は1件につき350円の手数料が必要です。

さらに、業者や行政書士に手続き代行を依頼する場合、2,000円〜1万円程度の追加費用がかかることがあります。さらに、ディーラーに依頼する場合は数万円かかることもあるため、依頼先を慎重に選ぶことが重要です。

軽自動車の廃車手続きに必要な書類を紛失したらどうすれば良いですか?

車検証などの廃車手続きに必要な書類を紛失した場合でも、廃車手続きは可能です。軽自動車検査協会の窓口で車検証を紛失した旨を申告し、指定の申請書に必要事項を記入することで手続きを進められます。

この際、車両番号や使用者・所有者の氏名および住所など、車検証に記載されている情報を正確に記入する必要があります。情報が一致しない場合、手続きができない可能性があるため、事前に届出時点の情報を確認しておきましょう。

軽自動車の廃車で廃車証明書は必要ですか?

軽自動車を廃車にする際、廃車証明書が必要となる場面があります。廃車証明書とは廃車手続きが完了したことを証明する書類で、自賠責保険や任意保険を解約する際にも必要です。

軽自動車では「検査記録事項等証明書」と「自動車検査証返納証明書」の2種類があります。永久抹消登録を行った場合は「検査記録事項等証明書」、一時抹消登録を行った場合は「自動車検査証返納証明書」が発行されます。手続き後の書類の紛失は再発行ができない場合もあるため、大切に保管してください。

廃車を依頼するならソコカラがおすすめ

引用元:ソコカラ公式サイト

持っている軽自動車を廃車にしたいと考えているのであれば、ソコカラに買取してもらうのがおすすめです。ソコカラに依頼すれば、本来廃車にするのに費用がかかるはずの廃車を、逆に買取してもらえます。ここからは、そんなソコカラの魅力を見ていきましょう。

廃車を高額買取できる理由

ソコカラの廃車買取は、他の業者にはない「自社オークション」を活用する点が大きな特徴です。一般的な廃車買取業者では、中古車オークションに出品する際に手数料や中間コストが発生します。しかし、ソコカラは自社でオークションを開催するため、これらのコストの削減が可能です。その結果、廃車を高額買取できます。

また、自社オークションでは全国各地の業者が参加して競争入札を行うため、車両の価値が正確に評価されます。競争原理が働くことで市場価格以上の値が付くこともあり、高価買取が可能になる仕組みです。

ソコカラは利用しやすい

廃車手続きが複雑で敬遠されがちな理由の1つに、書類準備や役所での手続きが挙げられます。しかし、ソコカラでは、これらの手続きを無料で代行してくれるため、初めて廃車をする方でも気軽に利用できます。経験豊富なスタッフが丁寧にサポートし、顧客にわかりやすく説明してくれるので、不安を感じることもありません。

さらに、引き取りが必要な車両は、無料でレッカー車を手配してもらえる点も魅力です。不動車や事故車など自力で移動できない車でも、費用を気にせず依頼できるため、安心して利用できます。

廃車を買取してもらうのに損をしたくないという方は、ぜひソコカラを利用してみてください。

まとめ

軽自動車の廃車手続きを行う際は、必ず軽自動車検査協会で手続きを進めましょう。軽自動車は普通自動車と手続き場所が異なり、間違えると時間と手間が無駄になります。必要書類を事前に揃え、費用や手数料を確認したうえで行くことが重要です。

また、平日のみの対応の場合が多いため、スケジュール調整も忘れずに行いましょう。自分で手続きが難しい場合は、信頼できる廃車買取業者などに相談することでスムーズに進められます。軽自動車を廃車することになった場合は、今回解説した内容を参考に、手続きを行ってみてください。

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この記事を書いた人

川本 裕太のアバター 川本 裕太 UPSTART株式会社 代表取締役

はじめまして、アプデの運営会社、UPSTART株式会社代表の川本です。私は常に劣等感を抱いて社会人生活を過ごしていました。営業成績は下、上司に怒られる毎日。情けなく、悔しくて涙した日々も少なくありませんでした。そのような経験から「周りに追いつき、追い越し、人生を変えてやる」という想いで起業し、「アプデ」という情報メディアを立ち上げました。アプデの情報を見て、人生が少しでも良い方向に変わったらこれほど嬉しいことはありません。